のぼり旗の持つ本当の意味

のぼりはいろいろな場面で使われていますが、神社やお祭りでもよく見かけますね。

神事に使われるのぼり旗には、実は別の歴史があります。

先に紹介した、戦いを象徴するロマンの歴史がありますが、これとは別の流れがあったのです。

古くは日本書紀にもその記述があり、「民たちの出家のためののぼりや旗を作り功徳を行った」と書かれています。

これは、神事にもともと幟が使われていたという証拠です。

神社に立てられている幟は「おぎしろ」「よりしろ」という名前があります。

これらの持つ本当の意味は、神が降臨する際の目印であり、戦いや決意の象徴ではないのです。

よりしろには、他にもいろいろな形があり、中でも山車が華やかな存在です。

神を招くためにそれら様々な目立つものを取り入れてきたのだろうと推察されます。

神が祭の場所に降りてきてくださるよう、途中で迷ったりしないよう、そのために選ばれた「のぼり」は、戦や神事に用いられる以前から、もともと人の心をとらえる形であったのかもしれません。

歴史の中で色々な意味を背負ってきた幟旗は、これからも長く私達の生活と歴史の中にあり続けるのだと思います。